新聞掲載記事

物流Weekly(物流産業新聞社)2009年8月31日号

物流ニッポン 平成21年8月31日号 躍進する女性陣 縁の下の力持ちとして貢献

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【以下新聞記事全文】

精密機器の輸送や引っ越しなどを手掛けるカーレントサービス(保坂高広社長、東京都大田区)の総務部で、事務全般をこなす中村弥生さん。平成18年6月に入社し、丸3年が経過する。運送会社は男性中心の職場であり、同社もほとんどが男性で占められている。ただ、中村さんは前職で倉庫業の事務員の経験があったということから、「まったく違和感はなかった」と振り返る。

 

仕事は、日報チェックから電話応対、データ管理、接客業務から産廃マニフェストの伝票整理まで多岐に渡る。「1日があっという間に過ぎていく」と充実振りを話す中村さんだが、「そうはいっても私はただ、決まった時間の中で事務作業をこなすだけ」とし、「不規則な時間の中で、力作業をこなし、がんばっているドライバーさんには、本当に頭が下がる」とドライバーへのねぎらいも忘れない。

 

自分への仕事については、「大手のように組織として何かの仕組みがあって、それに従って行動するのではなく、新しいものを一から作り上げていくという中で、とてもやりがいを感じている」と話す。

 

「ああでもない、こうでもない」と、ディスカッションして進めていく作業には、会社員の一員として動いているんだとの実感が湧くという。社内は和気あいあいとしており、「私には言いたいことが言える職場環境にある」と笑う中村さんには、精神的なストレスは皆無だ。しかし、データ入力など、仕事はパソコンに向かっている時間が長いだけに、肉体疲労を感じることはある。そんなときは趣味のバレーボールで汗を流している。

 

中学時代からやっているというバレーボールは現在、クラブチームをママさんバレーの2チームに所属しており、休日は主婦業をこなしながらも、合間を縫って練習や試合に参加している。「仕事と趣味の両立でバランスがとれ、日々とても充実している」と中村さんは話す。

 

仕事の中で、「私が会社にとって必要だと感じられる瞬間、ここで働いていて良かったと感じる。縁の下の力持ちとして会社を支えながら、女性ならではの視点で会社に貢献できればいいなあ」と抱負を述べている。 物流ニッポン

 

平成21年8月31日号

 

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