新聞掲載記事

物流ニッポン(物流ニッポン新聞社)2009年10月15日号

物流ニッポン(物流ニッポン新聞社)

物流ニッポン 平成21年10月15日号 CSアライアンス始動 メンバーで業務共同展開

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【以下新聞記事全文】

カーレントサービス(保坂高広社長、東京都大田区)は精密機器の輸送をメーンに拡大。オフィス移転など新規事業への参入を続け、ことし7月に同社創立以来、最高売り上げを記録した。今年からは物流関連企業のネットワーク「CSアライアンス」を始動し、大手企業に対向する戦略強化に取り組む。

1972年に梱包会社キョーワトレッド(同)の運輸部門を独立させる形で設立した。最近では、グループ企業のアスリート専門人材紹介会社アスリブ(同)と連携した「アスリートオフィス移転チーム」を始め、注目を集めている。台湾を拠点に海外貨物の取り扱いも増加中で、羽田空港国際化に合わせた新規拠点開設も予定する。

CSアライアンスは、複数の物流関連企業と提携する会員制の企業間ネットワーク。同社が営業部隊として物流関連業務を受注し、会員に委託する。メンバー各社の強みを相互に生かし、ユニークで高品質なサービスを共同展開。物流に付随する設営工事会社なども加えて、ワンストップ・ソリューション・サービス事業の展開を目指す。

交流会、新規事業事業発表会、ビジネスプラン・コンテストなどを随時開催。アイデアや経営戦略に関するディスカッションの場、経営資源獲得の機会も設ける。

連携するメリットに、保坂社長は「仕事量の増加と自社業務への集中」を挙げる。「他社との協力で新たなアピールポイントが生まれ、営業力は増強する。ギブ・アンド・テークの関係を築いて、コミュニティー間で仕事ができるようにしたい」

入会金無料で、初動1年の目標加盟企業数は30社。ブランド確立のため加盟の上限は100社とし、トライアル期間から数社が参加する。

入会審査と、年に一度の更新審査では①会社ビジョン②従業員の服装③社長の人柄④社風、習慣-などを保坂氏自身が見極める。業態は問わない。「しっかりした企業の集まりだと荷主から信頼を得られる。物流改革を一緒に起こす」と意気込む。

 

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